証券CFD証拠金規制の実施について

証券CFD証拠金規制の実施について
概  要
この度、金融商品取引業等に関する内閣府令が改正され、2011年1月1日から一日一回以上定める一定の時刻において取引額の10%※1以上の証拠金の預託を受けることなく業者等が顧客に証券CFD取引を行わせることが禁止されることとなりました。「取引額の10%以上」というのは、レバレッジ上限は10倍になります。
※1 ①株価指数関連店頭デリバティブ取引:取引額の10%
  ②個別株関連店頭デリバティブ取引:取引額の20%
  ③債券関連店頭デリバティブ取引:取引額の2%
  ④その他有価証券関連店頭デリバティブ取引:取引額の20%
1.規制対象の範囲等について
今回の証拠金規制の対象は個人の方です。
2.法人お客様への対応
法人口座の証券CFD取引条件について:

① 口座開設時預入金:なし
② 必要証拠金: 3%
③ ロスカットルールについてはこちらを参照ください
3.証拠金規制(個人のお客様)について当社の対応
Ⅰ取引日の開始から当該取引日の終了までの間に、お客様口座の保有ポジションの証拠金維持率(有効証拠金/必要証拠金)が100%を下回らない限り、お客様ご自身の判断で、追加入金するか、このまま継続してポジションを持つかという選択ができます。但し、リアルタイムのマーケットレートを用いて値洗いしている有効証拠金が必要証拠金を下回った場合、証拠金維持率の100%に達するまで自動的にお客様の全部又は一部のポジションに対して、反対売買を実行します。
   ①新規建玉時について
   ⅰ証券CFD取引口座内既存ポジションがなく、新規ポジションを建てる際
      有効証拠金が必要証拠金未満の場合、新規ポジションは建てられません。
   ⅱ証券CFD取引口座内既存ポジションがあり、新たなポジションを建てる際
      使用可能証拠金が必要証拠金未満の場合、新規ポジションは建てられません。
  新規必要証拠金:新規ポジションを建てる際、取引額(建玉値×ポイントバリュー)に10%を乗じた額
  ②マーケットクローズ以外の維持必要証拠金:取引額(終値×ポイントバリュー)に10%を乗じた額。
Ⅱロスカット制度について
    こちらのリンクをご参照ください。
4.証拠金の説明
※証拠金維持率=有効証拠金/必要証拠金
(複数市場の銘柄を所有し、その中の銘柄が一つでも終了すると、証拠金維持率は再計算になりますので、適用されません。)
※維持必要証拠金維持率=有効証拠金/維持必要証拠金
有効証拠金とは取引口座の残高、ポジション評価損益を加減した金額を言い、取引口座の純資産額に相当する金額です。
必要証拠金とは新規ポジションを建てる際、ポジションを有効にしておくために必要となる証拠金です。
必要証拠金=建玉値×ポイントバリュー×10%
維持必要証拠金とはリアルタイムレートで未決済ポジションを有効にしておくために必要となる証拠金です。
使用可能証拠金とは利用可能な証拠金額。使用可能証拠金範囲内で新規ポジションが建てられます。
(使用可能証拠金=有効証拠金 – 必要証拠金)
5.証拠金計算(円口座の場合)
Ⅰ通常の場合
例:有効証拠金200,000円があって、NK_を16,145で新規一枚を売りました、マーケットクローズ時の終値が16,500になった場合(USDJPYの換算レートは114.070とする)
①新規時の有効証拠金=200,000円
②新規時の必要証拠金=16,145×1ドル×10%(証拠金規制率)×114.070×1枚=184,166円
③マーケットクローズ時の有効証拠金=200,000+(16,145-16,500)×1ドル×114.070=159,505円
④マーケットクローズ時の維持必要証拠金=16,500×1ドル×10%(証拠金規制率)×114.070×1枚=188,216円
新規ポジションを建てる際、有効証拠金(200,000円)は必要証拠金(184,166円)以上でしたので、新規ポジションを建てることができましたが、その後取引時間中の有効証拠金(159,505円)が維持必要証拠金(188,216円)を下回ったため、強制的にこのポジションを決済させることになります。
Ⅱ両建取引の場合
同一銘柄で売り及び買いの両方の建玉を持つ両建取引がある場合、その部分について、売り買いの取引額を比較して大きい額を基準として維持必要証拠金を算出することとなります。
例:NK_を16145で一枚買い建てしたポジションと16,100で1枚売り建てしたポジションを持つ場合(USDJPYの換算レートは114.070とする)
①買いポジション:16,145×1ドル×114.070=1,841,660円
②売りポジション:16,100×1ドル×114.070=1,836,527円
買いポジションの取引額の1,841,660円を基準として、計算すると1,841,660×5%×2×1枚=184,166円が維持必要証拠金となります。